実はステンレスは錆びないのではなく、少しずつ錆びていくだけなのです。次にステンレスの錆び止めの原理と錆びない方法を解説します!
ステンレス鋼は、その表面に薄くて強く安定したクロム酸化膜(表面保護膜、表面保護カバーとも呼ばれます)が形成されていますが、その安定性にも限界がありますが、これについては後述します。外層の酸化クロム皮膜は酸素イオンの侵入を防ぎ、継続的に酸化を起こし防錆力を形成します。
外皮膜が損傷すると、空気中や液体中の酸素原子が侵入したり、金属中の鉄イオンが析出して酸化鉄を生成し続け、表面が腐食され続けます。
酸化クロムモールド層の損傷の仕方は様々ですが、日常生活においては大きく分けて以下のような種類があります。